九州工業大学情報工学部に納品に伺いました。

こんにちはSI北九州営業所です。

今回は九州工業大学情報工学部 知能情報工学科に納品に伺いました。

“工業大学”というと機械に囲まれたイメージを連想しますが、
実際に足を運べば緑豊かなキャンパスを楽しめます。

今回伺った飯塚キャンパスは各所に四季折々の植物が植えられています。
夏にはマリーゴールド、秋にはスイセンが芽吹きます。
足を運ぶ季節によって印象が変わるので趣があるキャンパスです。

九州工業大学 情報工学部は1986年に創設され、その翌年1987年から知能情報工学科の学生の受け入れが始まりました。現在、数ある国立大学法人のなかでも情報工学部はここだけの唯一の存在となっています。
情報工学部は2018年に5学科(知能情報工学科、情報・通信工学科、知的システム工学科、物理情報工学科、生命化学情報工学科)13コースの体制に変革がおこなわれました。
今回ご紹介する知能情報科は下記3コースにそれぞれ分かれています。

・データ科学コース

日々蓄積されるビッグデータから必要な情報や規則性を抽出する方法の開発、またそれを汎用的かつ効率的にすることができる技術者の養成が教育方針のコースです。ビッグデータを扱う様々な分野で期待されている学問です。
例えばこのコースではコストのかかるビッグデータの検索に対して、ビッグデータを圧縮した状態で検索可能にすることでコストダウンして汎用化の実現を目指すといった研究がおこなわれています。

・人工知能コース

人の意図を理解し人と共存する情報処理システムの開発をすることができる技術者の養成が教育方針のコースです。ソフトウェアメーカーなどでの活躍が期待されている分野の学問となっています。このコースではWeb上のSNSから書き手の使用する言語を抽出し、同じ言葉を文脈ごとにモデル化して分析することで、情報の可視化をするなどの研究がおこなわれています。

・メディア情報学コース

音声・画像・動画、またVR・AR技術などを処理できる情報処理システムの開発ができる技術者の養成が教育方針のコースです。ゲーム開発などの分野で期待されている研究内容となっています。このコースではコンピューターゲームのキャラクターの動作に着目し、特別な知識がなくても仮想人間の動作データを自然な状態にするアニメーション製作ができる手法を編み出す研究などがおこなわれています。

このように様々なアプローチで情報処理技術の研究者の養成がされています。
興味のあるコースがあればぜひHPをご覧になってください。

九州工業大学 知能情報工学科