九州大学 教授廣瀬 慧様
統計学で重要なのは、解析をして結果を出すための「手法」になります。そこで因子分析やグラフィカルモデルなど、多変量解析における新たなスパース推定法の開発に取り組んでいます。特に因子分析は学生時代から興味のある研究で、例えば再生エネルギーや電力など社会が抱える問題を因子分析につなげて解析していく私独自の手法として力を入れています。因子分析では各データの背後にある共通要素(因子)を見つけていくのですが、これをどんな社会問題にも使えるように数式を一般化するとパラメーター(値が変化していく変数)が100も1000も増えてデータをたくさんつくることができるようになる分、計算に時間がかかるんです。しかも、計算のアルゴリズムをスピードアップしつつ精度の良いものをつくろうとすると、プログラムを改良しないといけないため手間と時間がかかってしまいます。実験段階で計算やシミュレーションをもっとスピーディーに進めたいときは、サーバーの中のCPUを増やすと効率が上がるので、アプライドのサーバーを導入しました。並列演算を効率的にシミュレーションすることで正確な計算を素早くできるため処理速度が一気に上がり、実験のスピードも向上しました。
導きたい結果を仮定してプレゼンしていく数学の証明問題が好きで、大学では数学科に進みました。10代の頃から常々“私が社会に出てできることって何だろう”と自分に問いかけていたのですが、大学で応用数学という世界に触れたとき「私の好きな証明を使って社会に貢献できるかもしれない」と可能性の光が見えたような気がしました。高校までの数学ではイメージがつきにくいかもしれませんが、AIなどの先端技術を支えるには数学の力が不可欠です。「世界中の人々の暮らしに役立つ汎用性の高い手法づくりを、数学というツールを通して取り組んでいきたい」—— これが、今も変わらない私の研究ベースとなっています。
私が目指しているのは、世界中の人たちの暮らしが豊かになるためのソフトウエアの開発です。そのためには、私たちの暮らしに適合する手法をシミュレーションで補いながら数学的に証明し一般化ができれば、その開発ソフトを提供することで、前述の電力の話もそうですが、世界中の各技術者が担当している仕事の予測技術の下支えになればと願っています。例えば住宅業界に目を向けると、1つの建物を建てるためには木材やガラスなど材料が必要ですよね。しかし既に世の中にある材料だけでなく、耐火性の強い木材や一見ガラスに見えるけれど強度の高い金属ガラスなどあれば、より安全で安心に快適に暮らせると思いませんか?このように、従来にはない特性を持つ“材料”を生み出すことで、日本のものづくりや技術の発展にわずかでも寄与できればと考えています。これら物質と物質を組み合わせてつくる新素材づくりは、現在AIで行なうことが主流ですが、AIの能力をもっと高めることができれば欲しい素材を今よりももっとつくりやすく、手に入りやすく、そして将来的には低コスト化を目指すことができると思います。私は開発した因子分析のソフトウエアを誰もが自由にダウンロードできるようにパッケージとしてWeb上に公開しています。その1つに因子分析のソフト「Rパッケージ fanc」がありますが、このパッケージを活用して経済のデータを実証分析した論文があります。誰かに活用してもらえる、役に立っていると実感できるうれしさが日々の励みになっていて、もっと普及するように努めたいと思います。そして、世界中の技術者に活用してもらえるような、そして人々の暮らしを下支えすることが叶う汎用性の高いソフトウエア開発で世の中に貢献していきたいと思います。
3年前から継続してアプライドのサーバーを購入しています。高校生の頃からアプライドの名前は知っていたので、初めはなんとなく問い合わせをして購入をしたのですが、例え小さなことでも困ったことやトラブルが起きると電話一本ですぐに対応してくれる誠実な姿勢に何度も接していくうちに信頼を寄せるようになりました。今では、何か起きても“アプライドに聞けばなんとかなるだろう”とすっかり安心しきっています(笑)。
■主な仕様
京都大学 特定准教授垣内 伸之様
ゲノム解析は、膨大なデータ量が必要となります。約30億塩基のゲノムの進化のプロセスを解き明かすためには、一つの細胞のゲノム解析では足らないため、何百、何千という検体の遺伝情報を読んで解析しなければなりません。そうするとデータの量がギガを超え、テラ、ペタという巨大データの容量が必要です。解析はスーパーコンピューターを使って計算するのですが、データ保存領域は高速かつ高性能なものが必要なのですが、そのデータを書き込むディスクは高額です。限られた研究費の中で、節約しながらも、高性能なディスクが必要なのですが、安価で信頼性が高く、十分なデータ量があるアプライド社のNASシステムが最適でした。NASを使用し始めて、スーパーコンピューターのディスク容量を半減できました。その際、高速データ転送がポイントでした。以前は1ギガの帯域のLANでしたが、NASを導入する際、20ギガの高速LANを整備しました。データを管理する際のインターフェースや、システムの柔軟性は、比較した製品の中では一番よかったです。
また、古い研究のデータも残しておかないといけないため、研究が進むと容量がどんどん膨大になります。通常は1ペタしか対応されていないのが多いのですが、QNAPの製品は4ペタまで対応されているのも魅力でした。さらに、研究室内で稼働している次世代シーケンサー3台分のデータも、一旦NASに集約し、自動でスーパーコンピューターに転送していますが、そのカスタマイズがしやすいのもよかったです。また、アプライドさんのサポートが充実しているのも魅力でした。ハード・ソフトともにエラーが起こったりした際、サポートが手厚く、メーカーの人が見てくれるとありがたいですね。時間やコストの節約にもなりますね。セキュリティもしっかりし、情報流出にも配慮したサポートや、リモートサポートの対応など臨機応変に対応してくれました。一度に多くの人がデータ転送をしようとするとパンクしそうになるのですが、データの転送が早いので、スムーズに転送できるのもいいですね。
本体からデータを転送する際、自分のパソコンにダウンロードすることなく、QNAPから直接データ転送できるのも便利です。
今後も、データはどんどん増えるので圧縮技術が高くなり、圧縮したまま作業ができるといいですね。ネットワークのさらなる高速化にも期待します。 さらにいえば、研究者がもっと増えて欲しいですね。海外の学会にいくとレベルの違いを実感します。医学部にいるとどうしても医者の道を選ぶ人が多いのですが、解析とかは研究室にいなくてもできるため、医者よりは自由度は高いので、これからの世代や女性も研究に目を向けて欲しいですね。これからの未来を見据えて研究をしてくれる仲間が増えて欲しいです。
■主な仕様
■製品追加オプション内容
モデル名/型式CERVO Grasta WST-XS6330x2S3Q192TTNVM
参考価格 620万円
■主な仕様
モデル名/型式WST-RTP7995 WXAS3N1TTNVM
参考価格 500万円
■主な仕様
モデル名/型式WST-EP7763M3Q384TTNVM(2台構成)
参考価格 300万円
■主な仕様
モデル名/型式WST-XS4310x2S3Q960U4U2
参考価格 500万円
■主な仕様
モデル名/型式SV-XS4410Yx2S3A960U4SD24
参考価格 380万円
■主な仕様
モデル名/型式WST-EP7763x2T3Q960U2SDR1
参考価格 250万円
■主な仕様