こんにちは。SI営業部です。
本日は国立研究開発法人 物質・材料研究機構(NIMS)に伺いました。
NIMSは国内で唯一、物質・材料科学の研究を専門にしている公的研究機関です。
かつて白色LED電球は、青色LEDチップに黄色い蛍光体をかぶせて白い色を出していました。それでは青白い光になってしまいあまり普及しませんでした。実は自然な色を出すには赤色成分が不足しており、NIMSはその赤色を出す「サイアロン蛍光体」を開発しました。これにより自然な白色LEDが生まれ、世界的に照明として普及しました。NIMSはさまざまな物質・材料の最先端研究開発を通じて私たちの生活を変えてくれています。
NIMSはつくば市内に3か所、兵庫県に1か所ございます。
本日はつくば市内の並木地区にお伺いしました。
こちらはナノ材料科学環境拠点(GREEN棟)といい、構内では新しい建物になります。こちらでは、太陽電池、二次電池、燃料電池など一連の材料に共通する課題を対象に、実験を行っています。
中はかなり明るく、普段は多くの人がいらっしゃるのですが、在宅ワークが進んでおり建物の中は少し静かです。
実際、研究で使われた装置なども一部展示されており、毎回目が行ってしまいます。
毎年、「NIMS一般公開」を行っており、普段は入れない研究室の中も入れたりしますが、残念ながら今年は現地開催はされませんでした。
しかし、今年度はWEBでの配信を行っており、生中継などは終わってしまいましたが、NIMSのホームページにて「ジェットエンジン博士ツアー」や「次世代電池ツアー」の動画が閲覧できます。研究室の中の映像や、研究者の談話などもあるので一般公開と同じ体験ができます。
気になった方はぜひアクセスを!!
https://www.nims.go.jp/openhouse/index.html#top
来年度は是非、一般公開に参加させていただき普段は入れないところに潜入してみたいと思います。