こんにちは、アプライド大阪営業所です。
本日は神戸にある理化学研究所の計算科学研究センターと、兵庫県立大学の情報科学研究科にお伺いしました。
こちらは、同じ敷地内に理化学研究所と兵庫県立大学が同居しているのですが、特筆すべき点は、世界最強のスーパーコンピュータ「富岳」がここで稼働していることです。
ちなみに、2019年まではスーパーコンピュータ「京」がここで稼働しており、同じく当時世界最強のスーパーコンピュータとして君臨していました。
こちらにある計算科学センタービルには、情報処理学会の「分散コンピュータ博物館」があります。
ここの他にも、東京理科大学や神戸大学などにも同様の展示施設があるとのことです。
今度機会があれば近くにある神戸大学の展示も見てみたいですね。
その分散コンピュータ博物館に、やはり先代のスパコンである「京」の展示もありました。
京で実際に使用されていたサイドパネル(?)とCPUやシステムボードです。
かなり大きなボードです。
残念ながら現役で稼働中の富岳を見ることは出来ませんでしたが、一般公開の機会があれば見に行きたいものですね。
建物の外に出ると、「発展の塔」という名のオブジェを発見。
詳しい説明はないのですが、算盤の珠を模したものが連なっています。
この珠を近くでよく見てみると、下の写真のように10(0)、10(1)・・・などと書いています。
※()内は小さい数字、〇乗のような表記です。
黒色の珠が17個。
一番上まではさすがに見えませんが、一番下が10(0)ですので、おそらく一番上は10(16)であると推察されます。
つまりこれは1京であります。
先代の「京」の名前の由来である「浮動小数点数演算1京/秒」と同じ数ですね。
そして、てっぺんの金色に光り輝く珠に10(17)と刻まれているかは定かではありませんが、更に高みである10京へを目指して発展していく意志の表れでしょうか?
近くに解説文などが見当たらないため、あくまで推測ですが。
世界最強のスパコンには敵わなくとも、弊社の製品も皆様の研究や技術発展のお役に立てるよう、頑張ってまいります。